ケアマネージャーのやりがい

ケアマネージャー(介護支援専門員)は2000年4月よりスタートした介護保険制度に基づく公的資格です。
主な仕事は、要介護認定に関する業務、ケアプラン作成、ケアプランにおける給付管理です。ケアマネージャーは利用者を擁護、支援し続ける立場にあり、介護に関する制度の変更や状況の移り変わりなどに敏感に対応、反応し、どのように利用者が最も効果的に福祉、保健、医療などのサービスを使うことができるかを常に考えなければなりません。

ケアマネージャーのやりがいは、利用者の要望に出来るだけ応えながら、その人に適切なサービスは何か、ということに考えを張り巡らして立てたケアプランで、利用者の生活がよりよいものに繋がったとき、ケアマネージャー冥利につきると言います。ケアプランが上手くいったときその喜びを分かち合える人がいて、その嬉しさは何倍も膨れ上がります。利用者が喜んでくれたり、その家族から感謝されることはケアマネージャーの仕事のやりがいが実感出来て、とても嬉しいことです。
更に奥深い部分に真のやりがいを感じる部分があります。それは人間の最期の期間に関われるということ。利用者は様々な人生を歩み、経験を積み重ねてきたいわば人生の先輩。そんな方々の生活の手助けをして、できるだけ痛みや苦しみ、悩みを軽減し、喜びの多い充実したときが多くなるように一緒に考えていき、時には最期を見送る。ケアマネージャーの仕事をしているからこそできる体験です。

ケアマネージャーになるのは簡単なことではありませんが、少しでも良いと感じたのであればぜひとも挑戦してみてはいかがでしょうか。そしてもし本格的に目指すと決めたのであれば、労働時間や仕事の探し方などの情報も集めてみると良いでしょう。